元は経糸（たていと）に山繭を縞状に入れた白生地でした。
山繭は通常の糸とは染まり方が違い、同じように染めても薄く染まります。
地紋はすっきりとした市松模様ですが、そこに更に縞模様が入り、アクセントになっています。
生地の特徴としては、通常の紋紗より一層シャリ感が増したと思います。

その白生地に絵羽織になるように、身、両袖の前後の裾にぼかし染めを施してあります。地色のグレーは温かみのある小豆色に近いグレーです。裾のぼかしは黒色です。
地紋がシンプルなので、季節や着物を選ぶこともなく、普段使いとしての羽織として重宝することと思います。

写真では渋めのかっこいいコーディネートを目指してみました。
真っ黒の色無地の御召に合わせてみたら、クールな印象に。
また白っぽい着物に合わせると締まりのある、甘みを抑えたコーデになります。
カジュアルな着物、アンティークの着物にも合う羽織です。

■商品仕様
商品名：山繭入り縞裾ぼかし絵羽紋紗 羽織
（コーディネートの着物・小物類は付いておりません）
色：グレー×黒
地紋：地紋 市松
お仕立て済：羽織（スマート仕立）
サイズ：羽織丈　背　2尺7寸
裄　　　　　1尺8寸2分
こちらの商品は特殊なお仕立てをしている為に、分解されますと再仕立が出来ない場合があります。
 
 
■直ぐにお召しになりたい方用にお仕立てをした商品をご用意いたしました。
■この商品は新品の反物からお仕立ていたしました。しつけ糸が付いたままの状態です。
■写真ではイメージしやすくする為にトルソーに着用させました。体型の違い、着付け方、また写真では帯を締めておりませんので、実際お召しになった際には、もう少し丈が上がると思います。
■パールトーン加工はしておりません。ご希望の方はお申し付けください。