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2020/01/11
お誂えの着物

去年の秋に弊社で着物のお誂えをしてくださったお客様(kimono dresser MAKI 様)をご紹介いたします!

弊社には若干ですが、丹後ちりめんの生地もお取扱いしております。今回はその丹後ちりめんを使用した着物をお誂えされました。

まずは生地をご覧いただき、選んでいただきます。そしてどの様な染めにするのか、色見本帳を見ながら、ご検討していただきました。

今回の生地は白生地の段階で、すでに絵羽模様(仕立てた後を想定して、裾、衿、袖に柄が描いてある)になっていました。銀糸が縦に滝のようなイメージでボカシ風に配置されて、それがキラキラと輝いて素敵な生地なんです。

こういった生地は、生地の特徴や良さを最大限に引き出してあげたいですよね。

銀糸入りということを「さりげなく」見せるのか「ガッツリ」見せたいのか、まずは着る方のお好みと、用途によると思います。

「さりげなく」見せたいのであれば、寒色系統の薄い色で、「ガッツリ」見せたいのであれば、黒やその他の濃い色にされたら良いと思います。

そしてこの度選ばれたお色は、この素敵な水色!

小さな色見本でこのお色を選ばれた時は、大丈夫かしら?面積が広くなると派手過ぎではないかしら?と少し私は心配しておりました。

お仕立て後、納品の時もとても喜んでくださり、先日はその着物をお召しになってご来社下さいました。

ホントに素敵!!!!!

そして、とってもお似合いです!雑誌の表紙みたいでしょ〜。(私が勝手に写真を加工しました!笑)

とても素敵だったので、maki様に弊社のHPの掲載をお願いしてみました!

 

私もうっとり。このお色で本当に良かったんだーと実感。

お誂えというのは、欲しい色柄が売っていない、探せないのでするものではないでしょうか。無難な色柄をお探しの方ではなく、自分らしい本当に好きなお色を一から染めて着たい人のものですね。

お誂えのハードルが高いと思われる方は、まずは色無地のお誂えで冒険色を試されるのもお勧めします。せっかくの機会ですので、攻めたお色に挑戦されたら如何でしょうか。

実はつい先日、このmaki様の着物をご覧になって、素敵なお色のお誂えをされたお客様がいらっしゃいます。(只今、急ぎで染め出し中ですので、またこちらでご紹介できればいいなぁ)

ご心配の方は、まずはパーソナルカラー診断や顔タイプ着物診断等で、ご自分に合ったお色を専門家に診断してもらって、お色を確定して色無地を作られたらよろしいかと思います。

 

ちなみに私のお友達で、先日ご来社くださいましたパーソナルカラーや、顔タイプの診断をされている先生はこの方です。関東を中心にご活躍されています。

真壁しおりさん→https://ameblo.jp/kimono-goto-shiori/

年末ご紹介したかったのですが、忙しくて手が回っていませんでした。またゆっくりご紹介できればと思います。

またこの度ご紹介しておりますお客様のmaki様も、呉服のお仕事をされて、沢山のお客様を接客され、着物 のコーディネートされてこれらたプロですので、知識も豊富でお色にも詳しいです。

初めてのお誂えは、いろんな方のご意見をお聞きするのも手ですね。

ご意見、ご感想、ご質問はどうぞ「お問い合わせ」のページから、お気軽にお寄せくださいませ。