新作の素描の染帯の制作の様子です。
いつものことですが、動画をアップするのに苦労しております。。( ;∀;)
苦労してアップロードしているからとは言いませんが、興味がない方も、よろしければご覧くださいませ♪
作業の説明はあまり要らないですね。
今回の染帯は私の工房で引染めをしまして、蒸し水元をする前に、染料で絵を描いております。
地色の水色の上から同系統の青色の染料で描いていますので、色が馴染んでいると思います。
(どちらの動画も早回しではありません)
この図案は世界の紋様図鑑の中から見つけたものをアレンジしました。
元々は横長の長方形の形でしたが、ハート型にしてみました。
本(聖書?)を広げている天使のような子供と、弦楽器を弾いている子供が描かれています。
この元の絵を見たときに、すぐに染め帯にアレンジしたいと思いました。
(左下が本のコピー。その上がハート形にアレンジした私の下絵。右が本番の染帯)
この帯を使うシーンとして。
①音楽会、ピアノの発表会などに
②クリスマスのシーズンに
③バレンタインデーのシーズンに
④それ以外でも軽いランチやディナーの際など幅広く
見方によっては、シーン別、シーズン別で解釈が広がる、使い回しが効く染め帯を作りたいと思いました。
制作は
一貫して図案、下絵から引き染め、素描まで工房で仕上げました。
光沢のある生地に線描きだけで表現した絵です。
染めの性質上、失敗や描き直しができない一発勝負の逸品です。
どこかで見たことがあるという図案、染めではなく「新しい」と思ってもらえる物を作ろうと、私は常に考えております。
私は有名な日本画をはじめとして、名画をそのまま或いはほぼ模写した物を創る意味を見出すことができないでおります。
もがきながら、下手でもオリジナルのものを表現していけたらと思っています。
追記
ご紹介しましたこちらの染帯は「藤姫オンラインショップ」にて販売いたします。
よろしければ併せてご覧ください。
藤姫オンラインショップ→https://sato-orimono.co.jp/onlineshop/