2月に東銀座の時事通信ホールで開催された「染と織の展覧会」にて、弊社の羽織をお求めくださった関東在住のA様とのツーショットのお写真をいただきました♪
羽織は以前にコットンパールMIZUHOさんにお作りした羽織と色違いなんです。
勿論、私がデザインして友禅しております。
昨日まで日本橋三越で催事をされていたMIZUHOさんにA様が会いに行かれたときのお写真とのことです♪
キャー!(≧∇≦)
素敵ー!お二人とも美し~い!そして嬉しい~!涙
A様にはMIZUHOさんと色違いということをご案内しておりました。(有名なMIZUHOさんのことは大抵の着物好きさんにはご存じです♪)
この蝶の柄の紋紗の羽織は2枚だけしか作っていなかったのですが、そのお二人のお客様同士が繋がるって、なかなかない体験です!嬉しいですよね。ビックリです♪
私が染め出しした反物も、直接お客様を接客してお求めいただいたことは、ほとんどありません。
弊社の商品を何処のどなたがご購入されたのか知らないのがほとんどです。
そんな中、この2枚の羽織に関しては私が直接お会いしてご購入に至ったって、ほんとありえないくらい珍しいことなんです。
ましてこのお二人がたまたま関東在住とはいえ、お会いできるって、なかなか実現しにくいと思います。
お揃いの羽織を着て会いに行かれたA様には、私も本当に感謝いたしております。
着物を着て電車に乗るのも大変だったと思います!(羽織にシワが…とA様が嘆いておられました。涙)
さて、この羽織を作者の立場として少し説明させてもらいますね。
羽織は後身を重視して柄を考えております。
霞ぼかしの部分は薄い色にして、帯が透けて見えるように考えております。
左(MIZUHOさん):落ち着いたグレーの地色ですが、友禅の配色はパステル系の色を使いながら、全体に渋くならないように、そして寒色系の色で涼しげな配色にしています。
右(A様):薄い涼しげなパステル系の紫の地色です。こちらは全体的に柔らかく、爽やかに配色しました。柄が主張し過ぎないように地色に馴染む配色にしています。ふんわり優しいイメージに仕上がりました♪
図案の蝶は抽象的には描かずデザインしています。貝合わせにも見えるように、羽を貝殻のような形にしています。羽(貝)の中は更紗柄や描き匹田(ひった)を入れています。
蝶の触角の部分は花の茎に見立てて、藤や萩の花のイメージに近づけています。
普段使いとして、大人かわいい羽織を意識して作りました。
以前にこのHPの「キモノアレコレ」に制作秘話を投稿したことがありますので、併せてご覧くださいますと嬉しいです。
お誂えの絵羽織→https://sato-orimono.co.jp/blog/post-358/
またこの羽織の同じ柄で黒の袷用もあります。弊社の御召の生地で作りました。ご興味のある方はお問い合わせください。
こんなすてきな繋がりができましたこと、心より嬉しく思っております。
これからの染色活動の励みになります!本当にありがとうございました。
お誂えにご興味のある方は、どうぞお問い合わせくださいませ。
また弊社の商品をご購入のお客様のお写真募集中です!
どうぞよろしくお願いいたします。