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2018/12/17
歌舞伎の観劇

先日ご縁で南座の顔見せに行くことが出来ました!新しくなった南座をTVで見て「あの建物を実際見るのは年明けの【十日えびす】かなぁ」と、つい先日家で話していたような。まさか私が行けるなんて。しかも前から2列目という席で!

 

 

そのお話をいただいて、急遽着物に着替えて数時間後には南座に到着し、観劇しているという、夢のような現実を味わいました。下調べをせずに、話の内容や役者さんこともよくわからないままでしたので、勉強しておけば良かったなぁと後悔。ミーハーな私でもわかったのは愛之助さんと仁左衛門さんと中村芝翫さんと…くらいかしら…^^;

 

さて、ここからは着物とは関係なく観劇レポートです!

 

【マナーのこと】

観劇の際のマナーだけはおさえておきました。お喋りをしない!という笑。

 

1人で観たので誰かとお話することはないのですが(´∀`) でもいるんですね〜。ずっと私のお隣さんはお喋りしていて、ホントに気になりました…。ひそひそ話でも周りが静かなので気になりました。

 

【着物のこと】

着物率がヒジョーに高かったです!素敵な着物を着ている方ばかりで、華やかでした。

 

 

私は自社製の西陣縞上代御召に自分でデザインし友禅した付下げに、西陣織の袋帯でした。それに長羽織。羽織り紐はお友達でコットンパールのアクセサリー作家のお友達(mizuho.cottonpearl)にオーダーした物です。

 

相変わらず渋い感じで、はんなりというには程遠いですね。こういう時にはんなりとした小紋とか、付下げを着て行ってみたいものです。←持っていませんが(・_・;

 

【幕間のこと】

幕間と言われる休憩時間に座席でお弁当を食べました。座席が狭かった為に結構大変でした。とても寒い日でしたら、コートとかどうするのかしら。とてもじゃないけど、膝にコートをかけて、その上でお弁当を食べるのは無理です。クロークがあるのかは知りませんが、なければコインロッカーに預けておいた方がいいと思いました。私は手荷物としてカシミヤのショールと小さめのバッグとお弁当が入っている紙袋がありました。それを足元に置いたら、座席の下はいっぱいで足を伸ばすこともできません。私は羽織を着ていたのですが、脱ぐべきか悩みました…。足元が寒かったのと、帯が白地で汚したくないということもあり、結局最後まで脱ぎませんでした。お弁当を食べている途中で、同じ列の方の移動は本当に厄介だと思いました。知らないお隣の方に合わせて食べて、同じような行動をして、御手洗いなども済ませないといけません。これを30分間で終えるというのも、まあまあ大変ですね。

 

 

初めての南座。そして歌舞伎。煙草を吸うシーンではモクモクと煙りが天井まで上がって、コンタクトの私はずっと目がしょぼしょぼしてて笑。それにしても生の声、生の役者さんの姿、迫力あります!

 

夜の部は 16:50〜21:55 の約5時間です。そんなに長いなんて初めて知りました笑とにかく私はなーんにも知らなかったのですから。驚きがいっぱいです。
もしもまた行く機会があれば、よく下調べをして行きたいなぁと思いました^^;   役者さんを間近で見ておきながら、白いお顔を見ていたら、大体みんな一緒の顔に見えてきたり…。スッピンお顔の役者さんと目の前の役者さんが頭の中で重なってこないという私…。やっぱりそれは残念ですよね。

 

なんの参考にもならないレポートを書いてしまいましたが、私のような素人でも雰囲気は十分に楽しめます。でもこれだけは!体調が良い時をお勧めします。結構体力要ります。一回座ったらその後当分動けません。また十分な睡眠も取った上で、観劇に行かれることをお勧めします笑。動けないから気分が悪くなったと言うお客様の声を聞きました。どうしても無理してしまうのでしょうがね。慣れない着物だと尚更、窮屈で体調を崩しそうですね。着物好きとしてはどちらを取るか悩ましいところですが…

 

また機会があったら行ってみたいと思う、とっても魅力的な師走の南座 顔見世興行でした!