お取引先の「千切屋(株)」様の新社屋のお披露目会に伺いました。今年で創業295年という老舗中の老舗の呉服問屋さんです。
高倉通り三条下がった一等地に、間口の広い風格のある建物です。
以前の建物の面影も残しつつ、周りの建物に馴染むように建て替えられているようでした。
内部には以前にあったお庭を少し残して、吹き抜けの建物になったようです。
さて、その新社屋の玄関前には、ずらりと並んだ見事なお祝いのお花!圧巻です!
弊社もささやかですが蘭のお花をお祝いでしたのですが、周りの蘭が立派過ぎて…笑
そんなおめでたい日にあやかって、私も初おろしの着物で伺いました。着物は私がデザインし、友禅した訪問着です。息子が生まれる前に友禅するつもりが、ご存じの通り⁈妊娠前からずっと体調が悪く、妊娠中、出産後も動けなかったこともあり、長い間染めることができず放置してました。それもあって生地の状態が悪くなり、実は売り物にならなくなった物です。私にとっては思い出深い物なのですがね笑
本当は暑いし上から何も羽織りたくなかったのですが、9月ということもあって、夏物の紋紗の着物のみですと、なんとなく気が引けまして。しかも薄い黄色の着物でしたので、上から道行コートを羽織りました。
これも初おろしです!これは本当に縁起の良い時におろしたかったので、この日に無理やり、おろしました。先染めの糸で織った薄手の紗です。黒とボルドーの糸で織っているので、光の加減でボルドー色がいい感じに表現されます。
弊社の自信作です!とても難しい織物です。弊社にお越しくださった方だけにお見せしたいと思っております。今のところ何処にも卸していませんので、当店のみの取り扱いになります。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
さて、話は変わりますが、千切屋さんを後にする際に、こんな素敵なお土産を頂きました!
ラベルには新旧社屋のイラスト入りの丹波ワイン。なんてオシャレなの♡
開けるのがもったいないですね。
享保2年の創業のラベルって。。。。恐ろしいでございます。弊社と同じ江戸時代の創業とはいえ、千切屋さんは100年以上前に創業でございます。素晴らしいですね。
益々のご発展とご繁栄のこととお慶び申し上げます。