西陣織一覧
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2021/04/04お知らせ
さる 3/31〜4/2まで京都文化博物館にて開催されておりました「大桜花創作展」は終了いたしました。
ご来場くださいました関係者の皆様方、本当にありがとうございました。
この度初めてこのような合同展が開催され、弊社も参加させていただきました。第一回でしかも新しい企画の展示会でしたので、お客様の人数など全く想像できないままでした。
でも実際は沢山の方々がお越しくださいまして、時間をかけて熱心に商品を見てくださいました。
弊社のようなメーカーが前に出て商品をお見せできる機会はとても少ないです。弊社ではお取引のある問屋さんと組合関連の展示会しか参加してございません。まだまだ知っていただきたく機会が少ないです。
業者様も一般のお客様もしかりですが、まずは弊社の商品を知っていただきたくて、このような会には参加するようにしております。紋紗でも産地、織元によって随分違いがあります。地紋から生地の風合いなど、手に取ってご覧頂きたいとの思いがございます。
弊社は紋紗でも無地場が多く、大変難しい生地の製織に挑戦し続けておりますので、その辺りを直にご覧いただいてお話しできましたらと、いつも思っております。ただ単に西陣物だから生地が高いという憶測の理由ではなく、実際にお手に取って確かめていただきたいのです。生地も染めも一点一点こだわって大事に作り上げていることが伝わると思います。
この度ご縁がございました関係者の皆様、ありがとうございました。どうぞ今後とも宜しくお願いします。またご来場くださったのにあまりお話できなかった方、お越しできなかった方々、次回またこのような展示会がございましたら是非どうぞ宜しくお願いします。
紋紗のシーズンはこれからですので、何かございましたらお電話やメールにてご相談くださいませ。どうぞ宜しくお願いします。
組合の話ではまた来年もこの時期に、同じような合同展の開催を予定しているとのことでした。またご縁がございましたらと。
(上の写真は私です…汗)
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2020/09/06キモノアレコレ
お取引先の「千切屋(株)」様の新社屋のお披露目会に伺いました。今年で創業295年という老舗中の老舗の呉服問屋さんです。
高倉通り三条下がった一等地に、間口の広い風格のある建物です。
以前の建物の面影も残しつつ、周りの建物に馴染むように建て替えられているようでした。
内部には以前にあったお庭を少し残して、吹き抜けの建物になったようです。
さて、その新社屋の玄関前には、ずらりと並んだ見事なお祝いのお花!圧巻です!
弊社もささやかですが蘭のお花をお祝いでしたのですが、周りの蘭が立派過ぎて…笑
そんなおめでたい日にあやかって、私も初おろしの着物で伺いました。着物は私がデザインし、友禅した訪問着です。息子が生まれる前に友禅するつもりが、ご存じの通り⁈妊娠前からずっと体調が悪く、妊娠中、出産後も動けなかったこともあり、長い間染めることができず放置してました。それもあって生地の状態が悪くなり、実は売り物にならなくなった物です。私にとっては思い出深い物なのですがね笑
本当は暑いし上から何も羽織りたくなかったのですが、9月ということもあって、夏物の紋紗の着物のみですと、なんとなく気が引けまして。しかも薄い黄色の着物でしたので、上から道行コートを羽織りました。
これも初おろしです!これは本当に縁起の良い時におろしたかったので、この日に無理やり、おろしました。先染めの糸で織った薄手の紗です。黒とボルドーの糸で織っているので、光の加減でボルドー色がいい感じに表現されます。
弊社の自信作です!とても難しい織物です。弊社にお越しくださった方だけにお見せしたいと思っております。今のところ何処にも卸していませんので、当店のみの取り扱いになります。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
さて、話は変わりますが、千切屋さんを後にする際に、こんな素敵なお土産を頂きました!
ラベルには新旧社屋のイラスト入りの丹波ワイン。なんてオシャレなの♡
開けるのがもったいないですね。
享保2年の創業のラベルって。。。。恐ろしいでございます。弊社と同じ江戸時代の創業とはいえ、千切屋さんは100年以上前に創業でございます。素晴らしいですね。
益々のご発展とご繁栄のこととお慶び申し上げます。
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2020/03/04お知らせ
3月2日、3日の2日間、「ちおん舎」にて開催されました「第4回 西陣御召発表会」は無事に終了いたしました。
新型コロナウイルスの影響もあり、2日目は早めに終了いたしました。
また不在の時間(1日目AM)もあり、せっかくお越しくださった方々にお会いできなかったこと、残念でした。そして申し訳ありませんでした。
毎年開催の予定で「西陣きもの会」で頑張っておりますので、また今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
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2020/02/10お知らせ
去年は猛暑の8月に開催されましたが、今年は春の佳き日、桃の節句に開かれる運びになりました。
毎年1回、今年で4回目の開催です。
どうぞ月初の室町の売出しにお出掛けの際には、この展示会にもお運びいただけますと幸甚です。
この展示会は、業者様向けの展示・商談会につき、一般の方はご入場できませんことを、ご容赦くださいませ。
「第4回 西陣御召発表会」
日時:2020年3月2日(月)〜3月3日(火) 10:00〜17:00
場所:ちおん舎 京都市中京区衣棚三条上ル
出展企業:五十嵐織物(株)・今河織物(株)・川端(有)・佐藤織物(株)・(有)島田機業店・(株)秦流舎・(株)西陣輝洸・(株)はくび織・宮階織物(株) 以上9社
お問い合わせ:西陣きもの会 (西陣織工業組合内 tel 075-432-6143)
※今回のDMハガキは弊社が担当しておりましたので、弊社の生地を掲載させていただいております♪
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2020/02/01キモノアレコレ
「お知らせ」にも投稿しておりますが、この度「2020 西陣織大会」にて、弊社の紋紗が「文部科学大臣賞」を受賞しました。
私の知る限りでは、弊社でとった賞では一番いい賞だと思います。
入賞者は昨日(2020.1.31)付けの京都新聞にも掲載されました。
受賞した紋紗は、私がデザインし地紋を描いて、染め出ししたものです。地紋は数年前の新作なんですが、今回は生地を薄目に織った「うすものがたり」として発表した商品を出品しました。着物用というよりか、コート・羽織用としての生地です。
写真では分かりにくいですが、柄は大胆な更紗です。
この生地の一番難しいところは、何と言っても地紋以外の「無地」の部分を傷なく織ることです。そしてこの従来より薄手に織ることは、更に難度が上がり、高い技術が求められます。
ただでさえ夏物を織るのは難しいということは、業界的には周知の上だと思います。そんな中、この織大会においては、西陣御召を含めた着尺部門で上位に上がることは難しいと思っていました。そういうこともあり、この度の受賞は本当に驚きました!
ちなみに、審査には専門の方と、一般の着物愛好家 の方とおられ、織元の名前を隠して投票で決められます。
どのような方々から票が入ったのかは分かりませんが、本当に嬉しい限りです。ありがとうございました。何よりも、携わってくださっている職人さん、頑張って織ってくれている織り手さんに感謝です。いつもありがとうございます!
さて次回の「キモノアレコレ」では、今回出品した「夏物の黒留袖」のレポをします!
こちらは何とかギリギリ出品できました。何も賞も取ってはおりませんけど、私にとっては嬉しかったことがありました〜(^。^)