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2021/09/23
京もの認定工芸士会「響」第2回工芸展 インスタライブ タイムスケジュール
下記のスケジュールでInstagramより配信されます。ご覧になる場合はInstagramのアカウントが必要です。
「@」の後に続くローマ字をコピペしてInstagramで検索してくださいね。気になった職人さんや作家さんが見つかりましたら、是非フォローしてください!まずは響の→@kyomonohibiki のアカウントをフォローしてくださると嬉しいです。
私のピーターラビットの染帯は26日(日)10:00〜の配信ですので、NHKの日曜美術館を見終わったら、すぐにInstagramを見ましょう笑(私は出ませんけど、メンバーが作品の解説をしてくださいます♪)
どうぞ宜しくお願いいたします!
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▼9/23(木) スケジュール
MKタクシーさんのInstagram @mktaxi.jp からライブ配信!
10:00~ 展示作品紹介
14:00~ 工房中継〈西陣織・織匠平居(平居幹央)〉▼展示作品紹介詳細
☆印は職人自ら作品を解説予定です。
帯「金彩流線色紙」(金彩加工のみで表現した染帯)
☆京友禅(金彩)上仲昭浩〈二鶴工芸〉
@hudurukougei花器「亀甲貫入釉泡文花器」
京焼・清水焼 岡山高大〈岡山陶製所〉
@tohsen着物「春薫」
☆京友禅 上仲正茂〈染工房正茂〉
@masashige_uenaka
※作品紹介の後、実演をライブ配信します。▼9/24(金)スケジュール
10:00~ 展示作品紹介
15:00~ 実演中継(京焼・清水焼 柴田恭久〈柴田窯〉)10:00~、15:00~ともに京都伝統産業ミュージアムさんのInstagram @kyotomuseumofcraftsanddesign から配信!
『箔図』-視覚で感じる京扇子-
☆京扇子(箔押し)米原康人
@yonehara_sensu_hakuoshi『LinNe Myo』
☆京仏具(鳴物鋳造)南條和哉〈南條工房〉
@linne_orin『コンチキチン(金銀彩蓋物)』
京焼・清水焼(絵付)並川昌夫〈小手鞠窯〉
@kodemarigama『花輪蒔絵小箱』
京漆器(蒔絵)水内倫子
@miiu_04『蒔絵グラス「烈」』
京仏具(蒔絵)關敬介〈蒔絵 毛玉屋〉
@kedamaya.makie『灰被り 壺』
☆京焼・清水焼 柴田恭久〈柴田窯〉
@shibatagama▼25日(土) スケジュール
10:00~ 展示作品紹介
15:00~ 工房中継(京都の金属工芸品 小林達也〈小林錺金具工房〉)10:00~京都伝統産業ミュージアムさんのInstagram @kyotomuseumofcraftsanddesign
15:00~Instagram @kyomonohibiki よりお送りします!
ベビー畳ベッド『Coteri(こてり)』
☆京たたみ 太田成樹〈太田畳店〉
@shigekioota印章『永受嘉福(えいじゅかふく)』
京印章 河合祥子〈河政印房〉
@kawamasa_inbou印章『一統太平世界(いっとうたいへいせかい)』
☆京印章 河合良彦〈河政印房〉
@kawamasa_inbou織額『伏見稲荷大社』
☆西陣織(爪掻本綴織)中尾友美
@tapestry.nakao裂『手織本金箔通 遠山』
☆西陣織(金襴)平居幹央〈織匠平居〉
https://www.facebook.com/orisho.hirai『塗香入(ずこういれ)』
☆京都の金属工芸品 小林達也〈小林錺金具工房〉
@kobayashi.kazari▼26日(日) スケジュール
10:00~ 展示作品紹介
15:00~ 実演中継(京仏具(箔押し)藤澤典史〈京金箔押常若〉)京都伝統産業ミュージアムさんのInstagram @kyotomuseumofcraftsanddesign から配信します!
『ピーターラビット™ 染帯』
京友禅(手描友禅)佐藤稚子〈佐藤織物(株)〉
@sato_orimono『京銘竹袖垣 雲龍』
京銘竹(竹垣)真下彰宏〈長岡銘竹(株)〉
@nagaokameichiku『紬(つむぎ)2Way バッグ』
京友禅(引染・ぼかし)古橋敏史〈古橋染工〉
@kyotohikizomeya『波網代編飾筥(なみあじろあみかざりはこ)』
☆京竹工芸(竹編)細川秀章〈竹工房喜節〉
@takekobokisetsu『翠簾(みす) 亀甲編み』
京の神祇装束調度品 前田平志朗〈京都みす平〉
@kyoto_misuhei欄間(らんま)『木彫漆箔一刀彫欄間 唐獅子と牡丹』
☆京仏具(箔押し)藤澤典史〈京金箔押常若〉
@kyokinpakutokowaka・・・・・━━━━━━━━━━━・・・・・
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2021/09/12京都には、西陣織や京友禅、扇子や畳、印章、仏具、神祇調度品などなど、たくさんの職人がいます。京都の工芸に携わる職人に対して、京都府が授与する「京もの認定工芸士」という称号があるのですが、その有志だけで集まった『響(ひびき) 』というグループがあり、私も「京友禅」の工芸士として参加しています。再来週、9月23日(木)~26日(日)には、12の工芸分野から21名の職人の作品展示会を開催する予定でしたが、先日の緊急事態宣言の延長を受けて、展示会場をクローズし、インスタライブでの配信という形でお届けすることになりました。ライブ配信は、4日間とも午前・午後と開催し、初日23日は「MKタクシー」と、24日~26日は展示会場のある「京都伝統産業ミュージアム」と協同で行います。また、初日23日(木)、25日(土)の午後は、初の取り組みで工房からライブ配信も行います。日によって、ライブ配信先が変わりますが、ご覧いただけますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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▼23日(木祝)インスタライブ配信:MKタクシー10:00~ 展示会場&実演中継〈京友禅・上仲正茂〉14:00~ 工房中継〈西陣織・平居幹央〉▼24日(金)インスタライブ配信:京都伝統産業ミュージアム10:00~ 展示作品紹介15:00~ 実演中継〈京焼 清水焼・柴田恭久〉▼25日(土)10:00〜 インスタライブ配信:京都伝統産業ミュージアム15:00〜 インスタライブ配信:響10:00~ 展示作品紹介15:00~ 工房中継〈かざり金具・小林達也〉▼26日(日)インスタライブ配信:京都伝統産業ミュージアム10:00~ 展示作品紹介15:00~ 実演中継〈箔押し師・藤澤典史〉 -
2021/08/23
2021年8月19日発売(株)ハースト婦人画報社 発行 の「美しいキモノ2021 秋」に弊社の着物が掲載されております。表紙はこんな感じです↓
詳しくはお見せできませんが
「再発見 西陣御召」という特集の中で、ご紹介いただいております。
〈御召緯のきもの〉の中で、お茶会に向く装い という分類でのご紹介で、
西陣紋上代御召の付け下げが紹介されております。↓
雑誌ではオレンジ色の地色に印刷されておりますが、実際はもっと渋いピンクグレーのような地色です。雑誌のような華やかさはありません。もっと落ち着いた色合いです。↓
また 西陣ならではの紋紗と個性豊かなコート地 という分類で、弊社の紋紗が掲載されております↓
雑誌掲載の商品は弊社にございます。現品限りの商品ですので、在庫及びお値段等のお問合せは弊社にお尋ねください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
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2021/06/27
まずは先日6/4〜6/6まで開催されました【京都西陣織元コレクションTOKYO 2021 「織職人応援企画セール」】の様子を写真でお楽しみくださいませ。
出展者は下記の通りです↓
【西陣織元コレクションTOKYO2021出展者】
《ブース出展》順不同
・(株)あだち ・五十嵐織物(株) ・今河織物(株) ・(株)梅垣織物・おおば・岡文織物(株) ・(有)帯屋捨松 ・(株)織よし ・佐藤織物(株) ・(株)秦流舎 ・(有)蔦屋久兵衛 ・りんどう屋・佐々木機業 ・(有)彩栄 ・(株)西陣輝洸 ・西陣田中伝 ・(株)西陣まいづる ・(株)もりさん ・(株)安田 ・吉村織物(株) ・(株)田村屋 ・(株)絲屋善創 ・とみや織物(株) ・アート裕
《ワゴン出展》順不同
・(株)織華佐竹 ・河瀬満織物(株) ・(株)京都イシハラ ・大光(株) ・(株)辻梅機業店 ・三上織物(株) ・(株)桝屋高尾 ・(株)都 ・(株)やまひで ・岱﨑織物(株) ・(有)長島宝山織物 ・山本義織物(株)・タイヨウネクタイ(株) ・hibaco ・西陣織会館会場はこんな感じでした。
雰囲気伝わるでしょうか。
そして弊社のブースは?といいますと。
ごちゃごちゃと、最後まで商品が整頓されないブースでしたf^_^;
持って行った商品多過ぎだし、欲張り過ぎです。せっかくだから、あれもこれもご覧いただきたいし、ちょっと羽織ってみたいと言われた時にはサッと羽織れるようにと仮絵羽に仕立てて、ハンガーに掛けて。
結局、狭っ!見にくい!というブースになりました。大変失礼いたしました。
しかしながらも、今回お越しいただけなかった方からも既に来年あったら行きたい!開催してほしいというお声をいただいておりますが、当然私には何の権限もございませんので、組合の上の方とお話しする機会がございましたら、お伝えいたします。それにしても嬉しいご意見、ありがとうございます!
私が一般消費者の立場だったとしても、この展示会はとても良い機会で、楽しい催事だと思います。織元とお話しをして、織元の思いを聞いたり、こだわりや技など聞けるのは勉強としても趣味としても消費者としても楽しいのではないでしょうか。
買う買わない関係なく気軽に呉服に触れることもできるし、見ているだけでも楽しいですよね。
今度着るならこんなの欲しい!とか、何かを買うときの基準にされても良いのではないでしょうか。
弊社のスタイルとしては、というのか私のスタイルとしては夏の着物あるいは薄物の羽織物を買う時の候補として、弊社の商品も視野に入れて欲しいとの思いです。とにかく見るだけでも見て行ってほしいと思います。←こういうこと言う怪しい業者っていますよね笑
いずれにしても、言ってしまえば紋紗って、着物の中でも必需品でもないし、要らないリストの上位ですよね。私もそれをわかっていますので、要らない物を無理矢理買わせる気は全くないです。私はこういう色柄が欲しかった!と思ってもらえる商品を作らねばと思うのです。それだけですね。だからいろんなところで吟味した上で弊社の商品を選んでもらえると、一番嬉しいと思っています。
残念なことに弊社の商品はいつでもどこでも見られる商品ではないので、こういう機会に沢山の人に見てもらい、知ってもらいたいです。
今回初めてこういった展示会を西陣チームで開催しましたが、多くのお客様で華やかで楽しく、何よりも無事に終了できましたこと、心より御礼申し上げます。私自身も本当に楽しくて、いろんな方からお声がけいただきました。インスタ見てますというお声も多く恥ずかしくもあり、嬉しくもありました。会場から生配信をしていたYouTubeで見ましたという方もいらっしゃいました(汗)みなさまありがとうございました。
人前に出るのも、喋るのも苦手で織元トークショーは出ない!と断っていましたが、結局出なきゃいけないし、まともな説明もできやしないし、申し訳ございませんでした。。。(汗)
こんな感じですが、また来年開催されるのであれば、また参加させてもらいたいです。楽しかったので笑また皆さんにお会いしたいなと思いまして。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
最後は意味もなく会場近くの歌舞伎座の写真をば。
会場で気になった商品やご質問等がございましたらお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
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2021/05/08
弊社の紋紗をいつもお取扱いくださっている業者様、及びこれから取扱いをご検討くださっている方々へのご案内です。
今年に入りまして、去年とは違って少しずつですが弊社の紋紗の出入りが多くなってきました。そして展示会や販売会も増えて、私もちょっとだけですがそのような場に立ち会うことが増えました。そのような中、少し考えるところがありまして、今回は私の思いの丈を書かせてください。辛口ではございますが、お付き合いくださればと思います。
つい先日4/4付の「お知らせ」のコーナーでも熱く?語りまして重複しているかもしれませんが。
まず弊社の生産体制からお話しますと、織手さん1人、会社は夫婦2人で営んでおります。誰かに手伝ってもらいたいと思いながらも、10年以上前から従業員を雇える状況ではありません。白生地の生産・管理から染出し作業など、2人でやっております。夫婦のどちらかが倒れたら会社は回らなくなるでしょう。
また織手さんも現在1人で頑張っておりますが、みなまでは書きませんが、そういう状況です。
そして織り上がる生地はとても難しい生地に挑戦しているために、正反はほぼ織れないと言っても過言ではありません。
そのような生産体制の中で、私達は1反1反と丁寧に向き合い、この地紋はこの色、この染め方、と白生地に命を吹き込んでいきます。貴重な正反を如何に最高の形にするかを考えて、染め出しをしております。丸巻きの反物でベストの状態で、お客様に提供できることを常に考えております。それは弊社の紋紗は着物、羽織、道行コート、道中着、いろんな形にお仕立てが出来ますので、ベストな状態の正反の丸巻きを提供し、お客様にお仕立てを選んでいただければとの思いがございます。
ただ残念なことに、白生地の段階で正反が常に織り上がってくるわけでもなく、また正反だったのに染めの段階や、整理(のし)などの工程で難物になる場合も多々あります。
元々とてもデリケートな生地ですので扱いが難しく、ちょっとした気の緩みの人為的なミスで難が出る場合も多々あります。
さて、ここまでが前置きになりまして、ここからが本題です。
私達が如何に貴重な1反1反を大事に大事に想いを込めて扱っているのか、少しはご理解いただけたでしょうか。そして勝手な私の想いの話だけでなく、本当に貴重な1反だということを知っていただけたと思います。また商売がいつまで続けられるのかも断言できない状況ということも。
その上で、心からのお願いです。
弊社の反物をお取り扱う際には、どうぞ丁寧に扱ってあげてください。
単にお商売の材料として、賑やかしとしてだけに扱わないでいただきたいのです。うちの商品に愛情を持って接して欲しいのです。
ちょっと思うところがありまして、書かせていただいております。
何のことか分かりづらいので、今までにあった悲しい例をいくつかあげます。
・反物にボールペンのインクがついていました→多分、ボールペンを持ったまま反物を扱ったのでしょう
・日の当たるショーウインドにディスプレイされていたのでしょう。綺麗な紫が反物の入り口は水色に変色していました→地直しの範囲が広過ぎる為、貴重な正反が難物になりました。
・反物や絵羽が折れ曲がっていました→あまりにもキツく折れていたのは展示会の搬出の際に雑にダンボールに詰めて梱包されたようです。デリケートな商品なので折れに弱いのです。反物でお客様に着装の際にも十分にお気をつけてクリップで止めてください。雑にクリップで止めたり外したりすると、白くスレます。直りません。
・展示会場と同じ場所での飲食の提供は考えていただきたいです。特にお茶菓子をお客様にご提供される際には食べこぼしなど気になります。お客様がお茶菓子を召し上がれた後の処理をしっかりしていただきたいです。(この時期飲食の提供は、ほぼされていないと思いますが)テーブル、床、お客様の手など、反物を広げてご案内する際にとても気になります。お菓子のクズや手の汚れが付きますとシミやカビの原因になります。
・反物で着装をされる時、絵羽の着物を着装される時、ファンデーションや首元の汗が付かないように注意してください。また着装の際には必ず着物シートを広げて、その上でお客様に着装し反物を扱ってください。
商品に愛情があれば、難しくないと思います。
ま、言ってしまえば、はい、そうです。私は神経質です。まあまあ潔癖症です。私が普通ではないということでも結構です。うるさいオバハンです(それは事実です)
ただ私達が心を込めて作り上げていく商品を同じように大事に思って欲しいという思いからなんです。全てお買い取りしてくださるのであれば、どうぞ何なりとお好きに…と言いたいところですが(それはお客様にとって幸か不幸かは???ですが)
私達はかなりのハイリスクを背負いながら商売をしており、お買い取りなかった商品の返品を受け付け、いつどこで事故したかわからない着物の、シミ落としや焼け直しの地直しを背負っております。ノーリスク ハイリターンでは全くありません。
長文になりましたが、どうぞメーカーである織元にではなく、職人である織手さんに敬意を払って商品を扱ってあげてください。私と同様に自ずと商品を大事に思えて、愛情が湧いて、大事なお客様にお届けしたい、着ていただきたいと思えるのではないでしょうか。
これから紋紗のシーズンです。お取り扱いされる業者様は弊社の商品に限らず、生産者の思いを汲んでお取り扱いしてくださればとの思いで書かせていただきました。
失礼な文章と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。正直な私の思いを書かせてもらっています。少しでもご理解いただければ嬉しいです。
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。