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2020/03/23
今年に入って2枚目のお誂えの kimono dresser MAKI 様のお写真をいただきました!
今回は桜の時期の「SAKURAコーディネート」です♪
生地は丹後縮緬で、金糸で縫取りの桜の花弁が散りばめられた、絵羽の付け下げです。
この春のパーティ、お食事会用としてお誂えを希望されておりました。お仕立てまでのお時間があまりなかった為に、この桜の白生地をご紹介しました。気に入っていただき、特急で浸染にて染め、お仕立ていたしました。
今回のお誂えは、優しいお色の桜色のピンクを選ばれました。
流石です!素敵なお色をチョイスされていますよね♪
着物は流行がないと言う人がいますが、私は色は流行があると思います。こういったピンクは、今の時代は綺麗めなお色を選ばれた方がよろしいかと思います。せっかくお誂えされるのであれば、こういった流行りでもある、綺麗めのお色が素敵ですよね♪
お顔写りも良く、映えしますよ♪やっぱりピンクは「女子力」上がります〜。
ちなみにですが、最近では桜は年中着られる柄として、浸透してきております。
この時期だけでなく、年中着られるなんて、いいですよね♪
素敵な着姿を拝見していると、私もこんな可愛い着物欲しいなーと思います(似合わないとか言わないで〜)
後ろ姿もバッチリです!
着付けも、髪の毛もご自身で、されたようですよ。凄くないですか〜⁈ 流石です!羨ましいです!
全身バッチリ決まってて、今風の同系色のコーディネート、ホントに素敵ですね!うっとりです〜。
MAKI様 いつもありがとうございます!そして素敵なお写真、ありがとうございました!
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2020/03/22
先日、弊社にて染帯をご購入くださいましたお客様のコーディネートです!
素敵でしょ♪とっても綺麗なお顔立ちのお客様(Y様)なので、本当はお顔出しもお願いしたいところですが、写真の後ろ姿からも十分美人さんが伝わるはずです!
自分で染めた帯を気に入っていただき、ご購入くださっただけでも有難いのですが、お召しになった時にお会いできると、また更にテンションが上がります〜!もう嬉しくて〜!写真撮りまくりです笑
そして勝手に加工します〜笑
もうほとんど、どこかの高級な料亭の女将さんのような。(ご本人さんはとても偉いご職業の方なのですが〜汗)
本当にありがとうございました!
さて、この「貝合わせ」の柄ですが、どうしても硬い雰囲気になりがちですが、さらりとこの様に無地感の着物に合わせると、華やいだ春の雰囲気が漂いますね。春の節句の時期だけでなく、着用できるように、四季の様子を貝の中に描き入れたので、夏以外はいつでもOKなんです。染め名古屋帯なのですがこの柄ですと、普段使いから、セミフォーマルくらいまで大丈夫なんです。
ここ最近、「貝合わせ」の柄の着物や帯が人気のようですね。私がこの柄の染帯を色違いで2本作りましたが、有難いことにすぐに気に入ってくださる方に巡り会えました。
有難いもんです。私の創作の活力です!
こうして、このHP上で弊社の着物などをご購入くださったお客様のコーディネートを、できるだけ沢山ご紹介することが目標です〜。
また只今お誂えのお客様の制作を何件がお受けしておりますので、徐々に制作途中の風景も公開していこうと思っております。
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2020/02/02
「2020西陣織大会」に出品した「夏物黒留袖」
弊社の紋紗に、私が染めた作品です。商品というより作品です。数年前にまだ時間があった時に、下絵から友禅に至るまで、時間を掛けて手がけました。
今回の大会のテーマ「フォーマルの活性化」に合わせて、急いで仮絵羽に回しました。仮絵羽が上がってきたのは、搬入の1時間前でした。。。。(汗)
さて、この黒留袖。出品したのはいいのですが、実際私が見に行っても、どこに展示しているのかわからない所に展示してあって、思わずアテンドの社長に聞きました。
誘導してもらって、初めて対面。まあまあ暗い所にひっそりと展示してありました。作者が気付かないくらいですからね笑 いや、そのくらいの展示がベストだと思います!
織大会といえば、やっぱりメインは「織」の技術の品評会であって、「染め」ではありません。
このような「染め」メインの友禅物を出品するのは、やっぱり気が引けました。
一般の方は特に「西陣織=先染め」、先に染められた糸で織られた織物が浮かびます。ところが、西陣織の着物は白生地もございます。そして当然ながら、白生地のままではなく、後から染められて流通されます。弊社は主にこの後染めのタイプです。
前置きが長くなりましたが、私個人的には、こも黒留袖は本当に愛おしい作品で、思い入れもあるものです。今まで仮絵羽にしなかったのも、仮絵羽にしてしまうと痛みそうだったのと、展示会に出品するタイミングを逃してきたからです。元々は毎年秋に開催される京都府の「京もの認定工芸士」の展示会に出品するつもりでした。ただ、この時期は今までサローネ等で忙しくて、ここ何年も出品しておりません。
そんな訳でこの愛すべき作品が、世の中に発表されることなく眠っておりましたのを、やっとお披露目することができました。織大会では隅に追いやられてしまう存在で、どのくらいの方々のお目に触れられたかは分かりませんが。。。。
そんな中、この方のお目にも止まったようでして!
この織大会の審査員をされていたようです。
着物界では有名な「きものカンタービレ」様が、この黒留袖のことについて、少しブログやSNS(フェイスブック・インスタ等)に書いてくださったようです。
偶然、インスタで写真(黒留袖)と記事を見かけて、本当に驚きました。数年前に彼女とはサローネでお会いして、お話はしておりますが、きっとお忘れでしょうけどね笑
本当にありがたく、嬉しい限りです。きものカンタービレ様のフォロワー数は本当に多いですからね。さっき拝見したらインスタは6,700人以上ですから(*_*) びっくりですよね!
きものカンタービレさんのブログ記事→https://ameblo.jp/wingofkimera/entry-12571785383.html
きものカンタービレさんのインスタはこちら→https://www.instagram.com/p/B8AWdpPgn_j/
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2020/02/01
「お知らせ」にも投稿しておりますが、この度「2020 西陣織大会」にて、弊社の紋紗が「文部科学大臣賞」を受賞しました。
私の知る限りでは、弊社でとった賞では一番いい賞だと思います。
入賞者は昨日(2020.1.31)付けの京都新聞にも掲載されました。
受賞した紋紗は、私がデザインし地紋を描いて、染め出ししたものです。地紋は数年前の新作なんですが、今回は生地を薄目に織った「うすものがたり」として発表した商品を出品しました。着物用というよりか、コート・羽織用としての生地です。
写真では分かりにくいですが、柄は大胆な更紗です。
この生地の一番難しいところは、何と言っても地紋以外の「無地」の部分を傷なく織ることです。そしてこの従来より薄手に織ることは、更に難度が上がり、高い技術が求められます。
ただでさえ夏物を織るのは難しいということは、業界的には周知の上だと思います。そんな中、この織大会においては、西陣御召を含めた着尺部門で上位に上がることは難しいと思っていました。そういうこともあり、この度の受賞は本当に驚きました!
ちなみに、審査には専門の方と、一般の着物愛好家 の方とおられ、織元の名前を隠して投票で決められます。
どのような方々から票が入ったのかは分かりませんが、本当に嬉しい限りです。ありがとうございました。何よりも、携わってくださっている職人さん、頑張って織ってくれている織り手さんに感謝です。いつもありがとうございます!
さて次回の「キモノアレコレ」では、今回出品した「夏物の黒留袖」のレポをします!
こちらは何とかギリギリ出品できました。何も賞も取ってはおりませんけど、私にとっては嬉しかったことがありました〜(^。^)
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2020/01/11
去年の秋に弊社で着物のお誂えをしてくださったお客様(kimono dresser MAKI 様)をご紹介いたします!
弊社には若干ですが、丹後ちりめんの生地もお取扱いしております。今回はその丹後ちりめんを使用した着物をお誂えされました。
まずは生地をご覧いただき、選んでいただきます。そしてどの様な染めにするのか、色見本帳を見ながら、ご検討していただきました。
今回の生地は白生地の段階で、すでに絵羽模様(仕立てた後を想定して、裾、衿、袖に柄が描いてある)になっていました。銀糸が縦に滝のようなイメージでボカシ風に配置されて、それがキラキラと輝いて素敵な生地なんです。
こういった生地は、生地の特徴や良さを最大限に引き出してあげたいですよね。
銀糸入りということを「さりげなく」見せるのか「ガッツリ」見せたいのか、まずは着る方のお好みと、用途によると思います。
「さりげなく」見せたいのであれば、寒色系統の薄い色で、「ガッツリ」見せたいのであれば、黒やその他の濃い色にされたら良いと思います。
そしてこの度選ばれたお色は、この素敵な水色!
小さな色見本でこのお色を選ばれた時は、大丈夫かしら?面積が広くなると派手過ぎではないかしら?と少し私は心配しておりました。
お仕立て後、納品の時もとても喜んでくださり、先日はその着物をお召しになってご来社下さいました。
ホントに素敵!!!!!
そして、とってもお似合いです!雑誌の表紙みたいでしょ〜。(私が勝手に写真を加工しました!笑)
とても素敵だったので、maki様に弊社のHPの掲載をお願いしてみました!
私もうっとり。このお色で本当に良かったんだーと実感。
お誂えというのは、欲しい色柄が売っていない、探せないのでするものではないでしょうか。無難な色柄をお探しの方ではなく、自分らしい本当に好きなお色を一から染めて着たい人のものですね。
お誂えのハードルが高いと思われる方は、まずは色無地のお誂えで冒険色を試されるのもお勧めします。せっかくの機会ですので、攻めたお色に挑戦されたら如何でしょうか。
実はつい先日、このmaki様の着物をご覧になって、素敵なお色のお誂えをされたお客様がいらっしゃいます。(只今、急ぎで染め出し中ですので、またこちらでご紹介できればいいなぁ)
ご心配の方は、まずはパーソナルカラー診断や顔タイプ着物診断等で、ご自分に合ったお色を専門家に診断してもらって、お色を確定して色無地を作られたらよろしいかと思います。
ちなみに私のお友達で、先日ご来社くださいましたパーソナルカラーや、顔タイプの診断をされている先生はこの方です。関東を中心にご活躍されています。
真壁しおりさん→https://ameblo.jp/kimono-goto-shiori/
年末ご紹介したかったのですが、忙しくて手が回っていませんでした。またゆっくりご紹介できればと思います。
またこの度ご紹介しておりますお客様のmaki様も、呉服のお仕事をされて、沢山のお客様を接客され、着物 のコーディネートされてこれらたプロですので、知識も豊富でお色にも詳しいです。
初めてのお誂えは、いろんな方のご意見をお聞きするのも手ですね。
ご意見、ご感想、ご質問はどうぞ「お問い合わせ」のページから、お気軽にお寄せくださいませ。