職人一覧
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2017/02/27キモノアレコレ
只今、今夏の着物製作のピーク。
今年はお陰様でたくさんのご注文をいただき、お断りするくらいの勢いです。
弊社の白生地の生産が追いつかない状況で、今染め出ししているのは、その中でも本当に貴重なものです。
私はその白生地と色を決めた注文書とともに引き染め屋さん等に走ります。
私は染める色を決めたり、ぼかしのアタリ(位置)を生地に描いたりするのが仕事です。意外に時間がかかる作業なんですよ。
またこの後も生地が用意でき次第、このように染めの準備をします。
今年はまだまだ染めますよー。
そして友禅の訪問着もできるだけ作ります!
素敵な着物をたくさんご提供できるように頑張りまーす。
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2017/01/25キモノアレコレ
制作に走り回っておりましたが、展示会まであと1週間となり、ラストスパートもやっと失速してきました。最後の追い込みで作った商品も出来上がってきて、結構頑張ったなーっと自分自身を褒めております笑
今日出来上がってきた夏物の付下げの写真をアップします。
色違いも作りました。涼しげでステキにできたと思いますが (^-^)/
1月27日~29日までは西陣織展が開催されます。
弊社も1点だけですが、私が地紋のデザインをした新作の夏物の紋紗を出品いたしました。
そちらの展示会につきましては、また後日お知らせいたします。
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2016/09/23お気に入りアルバム
ビアトリクス・ポター™生誕150周年記念
「ピーターラビット™の世界展」~ 札幌三越より全国巡回をスタート!~
弊社(佐藤織物㈱)及び私個人(佐藤稚子)が制作した商品も
「伝統工芸コラボ展示物」として参加しております。
弊社の紋紗にピーターラビット™の地紋を用い染めた着物・コート地と。
(総合プロデュース:佐藤稚子)
また「京もの認定工芸士(京友禅)」でもある私の紋紗染名古屋帯を2本色違いで制作いたしました。
(下絵・友禅等:佐藤稚子)早春よりこのプロジェクトに参加し、極秘に制作を進めてきましたが、
やっとこの度、皆様にご案内をすることができました。
織物も友禅の帯も力作だと自負しております。
原画そのままを染織で表現するのはこんなにも難しいものかと改めて実感いたしました。
どちらの商品もとっても可愛く仕上がり、日本の伝統文様に自然に溶け込んでおります。
世界のピーターラビット™とのコラボに本当に感謝です。どうぞお近くの方はご高覧いただけますと幸甚です。
どうぞ宜しくお願いいたします。 -
2016/04/24キモノアレコレ
昨日は京都府の若手の伝統工芸職人達で型染めの工場へ見学へ行きました。
京友禅には私がしているような手描友禅と型友禅(又は板染めとも言いますが)があります。型友禅は型紙を何枚も使って仕上げていきます。どちらかというと量産に向いている染め方と言っていいかと思います。手描きではできない細かい柄をたくさん染めたい着物には向いていると思います。例えば振袖とか。
今回も型染めで染めている振袖の現場を見ることができました。
うちでもこの加工を使って、何か作れないかなと考え中です。
それにしても怒涛の染め出しに引き続き、只今絶賛友禅中で毎日とても慌ただしく動いております。納期があるというのは肩の荷が重いのでございます >_<
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2016/04/01キモノアレコレ
先日の3月25日(金)の夕方は、京都府の若手職人「京もの認定工芸士」の10周年記念交流会でした。
私は「京友禅」で平成19年度に認定されました。
京もの伝統産業で活躍するいろんな分野の仲間とこうして集まるのは初めてのことでした。10年間で120名以上が府内から認定されているようです。そのうち出席者は約50名で盛大に開催されました。
私はこの日の為に急遽、染帯を仕立てました。
それがこれです!
6年前の2010年(寅年)用に作った染帯です。
以前はその年ごとに干支を友禅で表現するという試みをしておりました。いろんな技法を使ってみたり、ほとんど遊びなんですが挑戦していました。
これも着物の余り生地を染めてみました。
下絵、友禅、引き染めしました。
こんな染帯誰が締めんねんと思って作り、そのままお蔵入りしていたものを、この度仕方がないので⁉︎私が締めることに…。
そして着物を着て、この帯締めて颯爽と⁉︎開宴ギリギリに到着したら、幸か不幸か府知事の隣の席しか空いてなく。。。。汗
緊張しながらも、お話することもでき、この帯もお見せしました笑