京友禅一覧
-
2021/09/12お知らせ京都には、西陣織や京友禅、扇子や畳、印章、仏具、神祇調度品などなど、たくさんの職人がいます。京都の工芸に携わる職人に対して、京都府が授与する「京もの認定工芸士」という称号があるのですが、その有志だけで集まった『響(ひびき) 』というグループがあり、私も「京友禅」の工芸士として参加しています。再来週、9月23日(木)~26日(日)には、12の工芸分野から21名の職人の作品展示会を開催する予定でしたが、先日の緊急事態宣言の延長を受けて、展示会場をクローズし、インスタライブでの配信という形でお届けすることになりました。ライブ配信は、4日間とも午前・午後と開催し、初日23日は「MKタクシー」と、24日~26日は展示会場のある「京都伝統産業ミュージアム」と協同で行います。また、初日23日(木)、25日(土)の午後は、初の取り組みで工房からライブ配信も行います。日によって、ライブ配信先が変わりますが、ご覧いただけますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
・・・・・━━━━━━━━━━━・・・・・
▼23日(木祝)インスタライブ配信:MKタクシー10:00~ 展示会場&実演中継〈京友禅・上仲正茂〉14:00~ 工房中継〈西陣織・平居幹央〉▼24日(金)インスタライブ配信:京都伝統産業ミュージアム10:00~ 展示作品紹介15:00~ 実演中継〈京焼 清水焼・柴田恭久〉▼25日(土)10:00〜 インスタライブ配信:京都伝統産業ミュージアム15:00〜 インスタライブ配信:響10:00~ 展示作品紹介15:00~ 工房中継〈かざり金具・小林達也〉▼26日(日)インスタライブ配信:京都伝統産業ミュージアム10:00~ 展示作品紹介15:00~ 実演中継〈箔押し師・藤澤典史〉 -
2021/02/23ここ最近わか集
寒暖の差が激しいこの頃ですね。昨日は20℃超の京都市内でした。
先週は義父の命日でしたので、お寺さんに行きました。寒かったです〜。コロナ禍の対応で、樒(しきみ)も玄関の外に置いてあり、氷が張っていたので、割って樒をいただきました。お墓も分厚い氷が張っていました。
三寒四温とはよく言ったものですね。
花粉の飛散はピークもやってきて、私にとってはツライ季節が到来です。で、私は最近また胃腸を痛めてしまいで、元気のない日々です。。多分ですが、ネギアレルギーとでもいうのでしょうか、生の刻んだネギを多めに食べたら、胸焼けと胃腸の調子が悪くなって、もう10日以上経ちます。あんまり沢山食べたらダメなんですね。口に中もなんだか変な感覚で、なかなか治りません。へこみます。涙
そしてそこに追い討ちをかけるように、先週明け早々から洗濯機が壊れたようで、給水できないという症状。当時流行りの大きなドラム式の洗濯機に、1人バケツリレーのごとく給水し、小一時間程は洗濯機の監視をする日々。それを1週間…。洗濯機の有難さ身に沁みました。軽く10年以上も大事に使ってきました。洗濯槽のお手入れ(13時間もかかるコース)なんて、まあまあこまめにやっていた方だと思います。思い起こせば、息子を妊娠していた当時、洗剤なしコースがどんだけ役に立ったことか…涙。
ご存じの方も多いですが、私は重症妊娠悪阻というを患い、入院生活を余儀なくされました。全ての匂いに反応し、飲食できない状態が長かったんです。アカン匂いのトップ3くらいに入るのかな?洗剤の匂いというより、どちらかというと乾いた洗濯物の匂いがダメでした。ちなみにネギの匂いと味はトップ1か2です。ネギ、玉ねぎ、ニンニクは全くダメでした。お出汁の匂いも。お味噌の匂いも。堂々の第1位はやっぱりご飯の匂いかな。ま、ほとんどの匂いと味を受付けませんでしたけどね。だから入院、点滴生活が2カ月続いたのよね(苦笑)
嗚呼、懐かしいわ。あの時の感覚。今でも柔軟剤とか匂いのキツいの無理だわ。。
そんな記憶をたどりながら、本来は洗濯機を買い換えるとなると、どれにしようとワクワクするはずなんでしょうが、体調がイマイチなので全く興味がわかず。下見も本番も旦那に任せて、購入に至りました。そしてめでたく新しい洗濯機が我が家へ!相変わらず興味はありませんが、とりあえず洗濯してみました。久しぶりのタテ型の洗濯機(今回ドラム式はやめました)です。そしてひとつ悩みが減ると、またひとつ増えるもので、タテ型の洗濯機のフタが収納棚に当たって全開できない件。。。フタが折れないタイプなので、高さが必要だったようです。洗濯機が壊れた件もひっくるめて、先に言っておきますけど「取り憑かれてませんから!」笑
さて先週の土日は友禅に没頭しておりました。試作品の染め帯を作りたくて新しいこと(素描友禅)に挑戦しておりました。家事も放棄し、染めに集中し向き合ってみました。また詳しく紹介できましたらと思っています。すごい緊張を強いられる作業なので、更に胃腸を痛めた気もしますが。
素描は随分前に、市の機関で研修に参加したことはありましたが、実際使いこなせるのかと、あまり試したことがなかったんです。今回色々研究中です!
今週も頑張ります〜!
「オンライン展示会」もどうぞ宜しくお願いいたします〜↓(2/28までです)
【京もの認定工芸士会 響】→https://kyomonohibiki.wixsite.com/kyomono-hibiki
-
2021/02/22お知らせ
弊社のホームページの管理人でもある私が所属しておりますグループ【京もの認定工芸士会 響】の、オンライン展示会が開催されております。
コロナ禍において、展示会が開催できなかった為に、今年はオンライン展示会という形で皆様に会員の作品発表をさせていただいております。お時間ございましたら、ご高覧くださいませ。
この度、新しく響のホームページも開設してありますので、そちらから展示会はご覧いただけます。
京都の伝統産業の職人さんの技を、ごゆっくりお楽しみくださいませ。
【京もの認定工芸士会 響】→https://kyomonohibiki.wixsite.com/kyomono-hibiki
-
2020/03/22キモノアレコレ
先日、弊社にて染帯をご購入くださいましたお客様のコーディネートです!
素敵でしょ♪とっても綺麗なお顔立ちのお客様(Y様)なので、本当はお顔出しもお願いしたいところですが、写真の後ろ姿からも十分美人さんが伝わるはずです!
自分で染めた帯を気に入っていただき、ご購入くださっただけでも有難いのですが、お召しになった時にお会いできると、また更にテンションが上がります〜!もう嬉しくて〜!写真撮りまくりです笑
そして勝手に加工します〜笑
もうほとんど、どこかの高級な料亭の女将さんのような。(ご本人さんはとても偉いご職業の方なのですが〜汗)
本当にありがとうございました!
さて、この「貝合わせ」の柄ですが、どうしても硬い雰囲気になりがちですが、さらりとこの様に無地感の着物に合わせると、華やいだ春の雰囲気が漂いますね。春の節句の時期だけでなく、着用できるように、四季の様子を貝の中に描き入れたので、夏以外はいつでもOKなんです。染め名古屋帯なのですがこの柄ですと、普段使いから、セミフォーマルくらいまで大丈夫なんです。
ここ最近、「貝合わせ」の柄の着物や帯が人気のようですね。私がこの柄の染帯を色違いで2本作りましたが、有難いことにすぐに気に入ってくださる方に巡り会えました。
有難いもんです。私の創作の活力です!
こうして、このHP上で弊社の着物などをご購入くださったお客様のコーディネートを、できるだけ沢山ご紹介することが目標です〜。
また只今お誂えのお客様の制作を何件がお受けしておりますので、徐々に制作途中の風景も公開していこうと思っております。
-
2020/02/02キモノアレコレ
「2020西陣織大会」に出品した「夏物黒留袖」
弊社の紋紗に、私が染めた作品です。商品というより作品です。数年前にまだ時間があった時に、下絵から友禅に至るまで、時間を掛けて手がけました。
今回の大会のテーマ「フォーマルの活性化」に合わせて、急いで仮絵羽に回しました。仮絵羽が上がってきたのは、搬入の1時間前でした。。。。(汗)
さて、この黒留袖。出品したのはいいのですが、実際私が見に行っても、どこに展示しているのかわからない所に展示してあって、思わずアテンドの社長に聞きました。
誘導してもらって、初めて対面。まあまあ暗い所にひっそりと展示してありました。作者が気付かないくらいですからね笑 いや、そのくらいの展示がベストだと思います!
織大会といえば、やっぱりメインは「織」の技術の品評会であって、「染め」ではありません。
このような「染め」メインの友禅物を出品するのは、やっぱり気が引けました。
一般の方は特に「西陣織=先染め」、先に染められた糸で織られた織物が浮かびます。ところが、西陣織の着物は白生地もございます。そして当然ながら、白生地のままではなく、後から染められて流通されます。弊社は主にこの後染めのタイプです。
前置きが長くなりましたが、私個人的には、こも黒留袖は本当に愛おしい作品で、思い入れもあるものです。今まで仮絵羽にしなかったのも、仮絵羽にしてしまうと痛みそうだったのと、展示会に出品するタイミングを逃してきたからです。元々は毎年秋に開催される京都府の「京もの認定工芸士」の展示会に出品するつもりでした。ただ、この時期は今までサローネ等で忙しくて、ここ何年も出品しておりません。
そんな訳でこの愛すべき作品が、世の中に発表されることなく眠っておりましたのを、やっとお披露目することができました。織大会では隅に追いやられてしまう存在で、どのくらいの方々のお目に触れられたかは分かりませんが。。。。
そんな中、この方のお目にも止まったようでして!
この織大会の審査員をされていたようです。
着物界では有名な「きものカンタービレ」様が、この黒留袖のことについて、少しブログやSNS(フェイスブック・インスタ等)に書いてくださったようです。
偶然、インスタで写真(黒留袖)と記事を見かけて、本当に驚きました。数年前に彼女とはサローネでお会いして、お話はしておりますが、きっとお忘れでしょうけどね笑
本当にありがたく、嬉しい限りです。きものカンタービレ様のフォロワー数は本当に多いですからね。さっき拝見したらインスタは6,700人以上ですから(*_*) びっくりですよね!
きものカンタービレさんのブログ記事→https://ameblo.jp/wingofkimera/entry-12571785383.html
きものカンタービレさんのインスタはこちら→https://www.instagram.com/p/B8AWdpPgn_j/