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  • 2022/12/11
    ここ最近わか集
    咳が出ますけど…

    先週に引き続き体調が戻らず、今週は予定していたことのほとんどを断念しました。健康診断、親子連れ&ママ友親子のお出掛け、定期検診…。ぜーんぶキャンセル。。

    私は何のためにコロナのワクチンを打ったのでしょうか。。今週の予定こなす為に注射しておかなきゃと躍起になって病院探して打ったのに。

    気がつけば風邪。

    風邪ということでいいですよね⁉︎ ʕ•ᴥ•ʔ(苦笑)

    病院も行ってませんのでわかりませんが、熱が出るわけでもなく、喉が痛いのが2,3日続いた後は咳…。気管支炎の気がします。

    嗚呼、そして喘息の予感。

    寝る前が特に苦しいです。なかなか寝つけません。

    私はいつも咳が抜けるのに時間がかかるので、今回も長引きそうだわ。

    困ったな。。

     

    そう言えば、ここにきて「アベノマスク」使ったよ!寝るときに使おうと思って。

    ほんまにカスやわ。。。言葉悪いけど。

    ようこんなん作らはったなぁと、怒りが込み上げます。咳が出て苦しいので特に腹が立ちます!

    小さい!

    TVでこのマスクをつけた生前の姿は見てたけど、そりゃ小さいわ。

    小さいことを置いといても、耳が痛い。ゴムが痛いし。。涙

    でも多分、作りが丈夫やね。作りが良すぎ?なのかガーゼが分厚過ぎて、これがまた苦しい原因。

    嗚呼、税金…。無駄やわ…。

     

    はい。ひと通りぼやいたのでスッキリしました!(((o(*゚▽゚*)o)))♡

     

    で、私は今週は「ひとり隔離政策」として、工房にこもって染め帯の制作を始めました。

    来年の干支にちなんで、うさぎさんの柄を描こうと思っています。

    (下絵は何回も描き直して清書しています)

    うさぎはネットでフリーの写真を見て、なんとなくのポーズを決めて、あとは日本画の本をパラパラと眺めて参考にしながらも、適当に。

    描きたかったことは「春を待つうさぎ」です。

    雪の中にじーっとしているモフモフのうさぎに挑戦したいと思っています。雪をかぶった笹や南天も描いてみたくて。

    来年、年男の息子を思って描きました。毎日受験勉強に励んでいて大変そうなので、今はこのうさぎのように寒い雪の中で耐えていたら、きっと暖かい春が来るよ!という思いです。

    縁起の良い笹と難を転じる南天を描いています。

    雪も良い意味があるようですので、トータルで縁起良く!と

    今日は途中までしか染められなかったので、明日には染め上げられればと思っています。

    最近、素描きの練習も兼ねて、こうした染め帯を作るようにしています。

    今更ながら、なぜ私は日本画ではなく、油絵を習ったのでしょうか。日本画の基礎など全く持たない私はここにきて苦労しております。。涙

    努力あるのみですね。

     

    皆さまもどうぞご自愛くださいませ。

    私も早く治すようにします!

  • 2022/10/23
    ここ最近わか集
    怒涛の日々の後・・・

    過労死しそうな日々を過ごしておりました。

    はい、いつものことですが、大袈裟に書いております笑

     

    私はやったことのない「京友禅の体験会」ですが、お陰様でなんとか無事に終了することができました。

    企画から準備からほぼ一から考えて、夏ぐらいから試験などして、ようやく実現いたしました。

    何と言っても、体験会の流れもそうですが、お手伝いしてくださるお母様方への説明など、諸々の資料作り、マニュアル作成が多すぎて。。。これには本当に大変な思いをしました。

    ここ数週間は仕事もまともにできず、PCで資料を作り、メールのやり取りに明け暮れておりました。

    その間、私は日帰り出張をこなし、体験会の前日はお手伝いの方への説明会と準備、マニュアル変更、配置図変更など前日までバタバタとしておりました。

    心配していたような事態は何も起こらず、スタッフのお母様方が笑顔で一生懸命お手伝いしてくださり、子供達の沢山の笑顔を見ることができました。

    お母様方のお陰で、希望者約75名の生徒が6クールに分かれて体験することができました。

    1年生も頑張って仕上げていて、6年生ともなれば黙々と色を考えながら仕上げていました。

    染めた後は、お母様方が学校で蒸しと水洗いをして、台紙に貼って後日お渡ししました。

    めちゃめちゃ本格的な染めの体験会でした。←子供もお手伝いのお母様方も

    講師の私もお手伝いのお母様方もみんなボランティアです。

    ママ友でボランティア活動をされている方がいらっしゃいますが、尊敬しておりました。

    私も何かできないかな、何もやっていない自分が恥ずかしいという思いから、やってみようと思いましたが、こうも大変では私には難しいということが分かりました。

    体力もそうですが、準備の時間がとれないです。。。私には残念ながらサクサク準備をこなすスキルがありません。

    仕事、家事も崩壊していた日々を経験し、嗚呼、私には向いていない!とはっきり自覚しました笑

    と、いうことで。この企画は伝説のイベントとなるでしょう~(^o^)/

     

    その他の話題は写真でサッと振り返ってみましょ~

    息子は広島へ。その間はママ達のパラダイス~。

    お見送りの後のママ友とモーニング、そして仕事の後は夕方からママ友集合で夕食会、次の日もママ友ランチからの子供達のお迎え。

    ママ友との時間は楽し過ぎるけど、さすがに私もヘトヘトです。そして帰宅後の息子の旅行話ともみじ饅頭。

    初めてのお小遣い。さて、どう使った?

    はい、もみじ饅頭とキーホルダー3個で3,000円を使い果たしてきました。

    母のリクエストは無視ですよ。トホホ…

     

    そして京都の三大祭の一つ「時代祭」が、三年ぶりに開催されました!

    社長参加しましたよー。

    町内会の関係でですけど、初めて参加しました。

    その日の予報は最高気温25℃と言ってましたが、実際何度だったのかしら。。暑かったです。

    息子を連れて御所へ行き、社長の雄姿を写真に収めようと1時間以上スタンバっておりましたが、私は暑さと空腹と疲れで、途中でギブアップ。

    この1週間?数週間の疲れが半端なくて。。

    穏やかな日々が戻ってきますように、少し気合を入れ直して生活を立て直していきます!

    皆様もどうぞご自愛くださいませ。

  • 2022/09/10
    キモノアレコレ
    小学生の友禅体験会の試作(動画)

    10月に息子の小学校で、子供たちの京友禅体験会のお手伝いをすることになりました。

    私がいつもしている友禅とは少し違いますが、着物と同様の生地と道具や染料を使って体験することにしました。

    全て父兄の手作りの体験会です。

    この体験会の後押しをしてくださった、私の周りのママ友達には本当に感謝しかありません。

    役員さんをはじめとして、多くのお母様方に手伝っていただきながら、10月に開催されるこのイベントに向けて、私も着々と準備をしているところです。

    なにせ、正直こういった体験会の講師なんてしたことありませんし、普段している仕事の内容でもないのです。。。汗

    一応は、こういった型を使った着物の染めは何度もしてはいるのですが、本当に自己流ですので、教えられるようなものでもないんですが。。。

    自分でもよくやるよなーと驚きです。

     

    今回新たに小学生用に考えた図案を描き、型を彫り、試し染めてみました。

    その時の動画を撮っていましたので、アップしてみます。

    アップロードのサイズの関係上、1.25倍速の再生になっております。

    何べんも書きますが、自己流ですので!

    「普通はそんなんとは違うー」とかあるでしょうが、お許しください笑

     

     

    子供たちが楽しく体験してくれたら嬉しいな~と私もワクワクしながら、準備をしております。

     

  • 2022/08/28
    キモノアレコレ
    白生地からご希望のお色へ染めるお誂え

    今回は白生地からご希望のお色にお染めするお誂えの例をご案内いたします。

    色無地でもぼかし染めでも、どちらでも大体手順は同じになります。

    一例といたしまして、都内在住で有名な和装小物作家さんのMIZUHOさんのお誂えの様子をレポートします。

     

    いつも弊社の紋紗の羽織をご愛用くださっているMIZUHOさん。ヘビロテで着用されているので、もう一枚新調したいとのことでした。

    ご本人は既にご希望のお色、地紋など、お好みのイメージもお有りでしたので、お誂えとしてはとてもスムーズだったと思います。

    また、私は公私共に仲良くさせていただいておりますので、もしかしたら彼女の似合うお色をなんとなく想像できていたこともスムーズな運びになった要因だったとも思います。

     

    ①さて、まずは生地の地紋の雰囲気・ご希望をお聞きして、生地を探すことからしました。唐草の柄とか柔らかい雰囲気をご希望とのことでしたので、何点か地紋の写メしました。そしてその中から地紋を選んでいただきました。彼女が選んだのは牡丹唐草の地紋でした。

    ②ご希望の色の雰囲気をお聞きして、弊社にある色見本生地を選んで写メしました。選んだ見本にはご希望のお色と、私が彼女に似合いそうなお色も一緒に入れました。写メの段階で更に見本を選択してもらい、直接見てみたい物だけ郵送で送りました。(写真1)

    ③郵送した見本記事を直接ご自身の着物に当ててみたり、じっくりお選びいただきました(約1週間)。決まってすぐ見本生地をご返送いただき、ご希望の配色とぼかしの仕方を確定してもらいました。

    ※この時点で商品代金をご請求いたしました。

    ④色見本が弊社に戻るとすぐ、ぼかしの場合は「ぼかしアタリ(染めぼかしをするラインがわかるように)」を生地の裏に描きます。(熱で消えるチャコペンで描きます)。引き染めはいつも弊社の紋紗を染めて頂いている熟練の職人さんです。紋紗の染めは乾きが早いこともあり、ムラができやすく難しいんです。お願いしている職人さんはその難しい紋紗でも見本と色を合わせるのが、とても上手なんです。

    またお誂えとはいえ、弊社では一反だけ引き染めをお願いすることはしておりません。引き染め屋さんは一色で一反のみ染めるのは、とても効率が悪いです。そんな効率の悪い気の毒なお仕事を、いつも押し付ける訳にはいかないと思っています。今回も同じ色目で地紋違い、染め方違いで合計3反注文出しました(「同じ柄で同じ染め」のものは創りません)。(写真2)

    ⑤染め上がり、検品、のし、再検品し、発送前に見本と近い同じお色に染まった写メをしました。(写真3)

    ⑥写メご確認後、商品発送しました。(写真4)

    納品後にすぐにお仕立てをされたようで、8月26日付のInstagramに写真を投稿してくださいました。

    素敵でしょう〜♪お手持ちの着物に合わせての羽織のお色選びなので、ばっちり決まっています!

    ぼかしの仕方も真っ直ぐではなく、ゆらゆらとした曲線のぼかしにしていますので、女性らしさもプラスされています。

    よろしければMIZUHOさんのInstagramをチェックしてみてくださいね!またフォローもお願いします♪→コットンパール和小物MIZUHO https://www.instagram.com/mizuho.cottonpearl/?hl=ja

     

    如何でしたでしょうか。

    お誂えの流れは大体つかんでいただきましたでしょうか。

    お誂えはお電話だけ、メールのやり取りだけでは、当然ですが不安だと思います。

    一度は生地を実際に見て触っていただいたり、やはりお顔合わせをしていた方がお互い安心かと思います。(絶対ではありませんので♪)

    弊社にお越しくだされば小さな見本生地だけではなく、いろんな色に染まった反物がたくさんございます。いろんな配色、地紋などをご覧くださり、選んでいただけます。意外に苦手なお色がお似合いだったり、思っていたお色がイマイチだったりと、発見が多々あるかと思います。

    最初にご足労いただきますが、後はメールや見本生地のやり取りでOKです。何度も書きますが、ご足労なしで、メールのやり取りだけで大丈夫な方もいらっしゃいます。

     

    また注意事項といたしまして、見本と全く同じお色に染まることはありません。近いお色に染まります。今までのお誂えにおいて、お色が見本とかけ離れていてクレームがきたことは一度もございません。微妙なお色のズレにつきましてはご容赦くださいませ。

    白生地につきましては、ご希望の地紋の正反がない場合があります。その場合、織傷のある生地をご案内する場合もあります。

     

     

    地紋とお色を選ぶ「色無地」または「ぼかし染め」のお誂えについて、ご興味おありの方はお問い合わせくださいませ。

    特に秋から冬の時期はお誂えに最適なシーズンです。

    どうぞ宜しくお願いいたします。

     

  • 2022/08/21
    キモノアレコレ
    夏物の訪問着をお誂えのお客様(A様)

    2年前の2020年のことですが、海外にお住まいのA様が帰国されているタイミングで、お誂えのお話のご相談をいただきました。

    海外で大きなパーティがあるので、それの為の夏物の着物をお誂えされたいとのことでした。

    くっきりとした目鼻立ちのお顔立ちのA様。お好きな着物はカッコいい古典柄のようです。

    お似合いになりそうと想像しながら、ご希望の「俵屋宗達の紅白梅図」の雰囲気を参考に柄を描き起こしました。

    地色は最初は濃い紫で進めていましたが、最終は墨色に決まりました。黒ではちょっとイカツイ雰囲気になるので少し抑えめの感じで。

    生地はパーティ向きとして、銀糸入の紋紗。地紋は大胆な露芝です。

    もうこれだけでもカッコいいのですが、しっかり友禅も入れて訪問着に仕上げていきます。

    全体的に色数少なめで渋い雰囲気をご希望でしたので、流水の部分を胡粉とグレー系で地色に寄せました。萩も私としては、かなり渋めにしました。

    京友禅の色合いというよりは東京友禅の色の気がします。あまり使ったことない色の渋さで、加減が難しかったです。

    (使う色のご相談は上記のような写メを撮ってやり取りしております)

    糸目が落ちて柄の輪郭が白く上がってきた後に、流水の部分に金と銀の箔をまいてもらいました。

    これでグッと締まった流水になり、更に華やかになりました。

    そしてお仕立てもいたしまして、夏のパーティに間に合うようにご用意いたしておりました。

     

    ただ、世界中がコロナの関係でこういった催しが中止となっていたようでして。。。

     

    そして今年。

    ようやくそのパーティが開催されたらしく、お写真を送っていただきました!

    嬉しいことにお写真の掲載の許可もいただきました。

    素敵でしょ!

    めっちゃカッコいいですよね!A様の雰囲気にピッタリ。バッチリ決まっています!

    周りの方々にも好評だったとのことで、私も嬉しい限りです。

    私がデザインし、友禅した着物をお客様がお召しになったお写真を拝見するのは、本当に嬉しいです!しかも今回は海外でなんて〜涙

     

    お誂えはお客様にとっても私にとっても、ドキドキですよね。

    こうしてお写真いただいて、ようやく私はホッといたしました。

    (2020.6.23 Instagramに投稿したコーディネートの写真)

    帯は洛陽織物さんの物です。

    私の方で帯と帯揚げ、帯締めなど一式コーディネートをご提案して、その中から選んでいただきました。

     

    お誂えの初めましてさんは、色無地やボカシ染めくらいからデビューされることをおすすめしております。

    ご予算に応じて生地選びから制作、お仕立てまでお引き受けいたしております。

    また西陣の帯もご希望でしたらご案内させていただいております。

    ご興味がおありの方はお問い合わせ下さいませ。

    どうぞ宜しくお願いします。

     

     

    次回はそのようなボカシ染のお誂えの仕方などをご紹介する予定です。