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 着物一覧

  • 2020/11/01
    ここ最近わか集
    ここ最近

    11月に突入しましたね。

    実は急きょ、1月末に東京での展示会に参加予定することになり、バタバタとその準備始めました。

    これから忙しくなりそうです。。。

    また着物関係の話では、以前から頑張って作っておりました、七五三の着物が仕立て上りました。そして10月31日の大安吉日に納品することができました。

    とてもいいお客様に恵まれ、喜んでいただけて、私も本当に嬉しくて有り難かったです。またキモノアレコレにてご紹介できましたらと思っております。

     

    さて先日、着物仲間とのお食事会をいたしました。下鴨の静かな住宅地の、こじんまりとした店構えでした。

    いつも仲間のお友達が全て予約してくれるので助かっています(*´∀`)♪

    今回は「お鮨」屋さんでお鮨のコースをば。勿論、回らないおすし。「お寿司」ではなく、文字通り「お鮨」でした。恥ずかしながら、この「お鮨」。もう久しぶり過ぎて…(^_^;)

    二十歳前後の時に、初めて上司に連れてもらったお寿司屋さん。嗚呼、懐かしい…。その後は結婚後、近くのお寿司屋さんに予約して夫婦で行ったのですが、その時の印象が良くなくて。予約して行ったのにも関わらず、アラカルトでちょっと食べる予定が、いきなり「今日はコースしかできないんですよね〜笑」って。いやいやいや…。予約した時に言って〜。またコースが高いし…。松茸の土瓶蒸しとか茶碗蒸しとかいらんし…

    そんな嬉しくない記憶以来、全くお寿司に興味がなくなりました。ご存じそんな美談ではごまかせませんね笑ウチは「くら寿司」万歳ですからね。身の丈に合う食事一番です!

    多分、そんなこんなで人生3回目かな。回らないオスシ。久しぶりにサイコー(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

    サイズ感といい、シャリの硬さやほんのり温かさというか。勿論、上に乗っているお魚の美味しいこと♡

    ワイワイと女3人でおしゃべりしながら、いただく食事とお酒。話が尽きませんね。少人数での女子会って、本当に久しぶりでした!大人数での女子会はここ最近経験しておりましたが、大抵は男性陣メンバーでのおっさん会が多くて。なんと言うのか私自身がおっさんなので、女子会苦手なのかもと思っておりました(汗)話題についていけないし、私はお洒落に程遠い生活を送っていますので。。。

    着物仲間は私と違ってみんなお洒落です。そしてお洒落に敏感です!刺激されます!やっぱり憧れますわ♡♡

    そんな女子会を経験し、味をしめました笑。また近いうちにランチなど、お出かけする予定を組みました!遅すぎですが女子力、身に付けていきま〜す( T_T)\(^-^ )

     

    さて、お待ちかねの今週のお向かいさん!

    火曜日朝には一度は壁面が取り除かれ、午後には速攻新しい壁と足場が組まれて。その後の工事の進み具合が早いこと。窓を開けたら、屋根鉄骨組み立てているおっさんと、ほぼ同じ高さで目が合うという。

    うちの南側の大きな窓は未だかつてない日当たりの良さを感じた今年。間もなく、また陽の当たらない部屋になるのかしらと。嗚呼、さようなら西陣中央小の校舎と子供達の声…「またね〜ごきげんよう〜」と思いながら、秋の日差しを楽しむわが家でした。

     

     

    今年もあと2ヶ月。元気で頑張りましょう!

     

  • 2020/10/25
    ここ最近わか集
    秋のお出掛け

    気候が良くなり、何気にお出掛けしております。

    先週はぷらっと散歩というかウォーキングで、北大路駅まで。秋の風景、そして味覚を堪能。

    そして今日は朝から着物に着替えて高島屋へ。

    お取引先様である矢代仁さんの『創業三百周年記念矢代仁展』が開催とのことでした。(会社のHPの情報です)

    で、いざ高島屋に着いたけど、呉服売場も催事場も見当たらず…。

     

    「やってないじゃないですか!!!!!」

     

    催事場では「リユース着物」の販売が開催されていて、その近辺をウロついただけでも、いかにも私は古着を漁りにきたオバハンのようで…。

    いや〜、いいんですよ別に。私はね。

    だけど、今日着てきた着物が可哀想でね。私が持っている着物の中で、一番の一張羅を着てきたのよね。だって矢代仁さんの展示会だし、同じ譽友会の塩野屋さんの良い絣御召を着て行った訳だし…。

    そんなことを思いながら、秋の着物でお出掛けを楽しんだのでした⁉︎

     

    そしてひと足お先に息子のクリスマスプレゼントも買って、いつものようにデパ地下で御座候を筆頭に甘い物とお惣菜を買って帰るのでした。。。

     

    久しぶりの四条界隈は人出も多く活気がありました。今日行った高島屋のHPを見たら、つい先日コロナ発症者ではったようですが、そりゃあ、あの人出だしでるでしょ。気の毒です。

    で、勿論、我が家も帰宅後はしっかり手洗い!

    どうぞ皆様も引き続きご自愛ください。

     

    あ、そうそう。忘れるところでした!好評の?今週のお向かいさん♡

    ちょっと進んでる感じよ〜。金曜の夜は11時近くまで工事してたわ〜。

    はい、うるさいでーす。調子に乗って遅くまで工事してたら、クレーム入れますよ〜笑 ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

    では、また〜。次回もお楽しみに〜笑

    「キモノアレコレ」書きたいことがたまってます〜(汗)

    頑張りま〜す   (๑˃̵ᴗ˂̵)

  • 2020/09/30
    キモノアレコレ
    着物のお直し例〜T様の場合〜

    先日、着物のご相談をお受けしました。その時のお直しの例としてご紹介いたします。

     

    お客様は遠方からのご依頼でしたので、全てメールでの写真のやり取りとお電話で、お直しをお引き受けました。(元々、私のお友達からのご紹介です)

    まずはお写真をいただき、着物の汚れ、シミなど大体把握しました。(正直、なんとなくしかわかりませんでしたが)

    お客様は着物を譲っていただいたようですが、シミが多くて着用に少し抵抗がおありの様子です。

    私はまずは一度クリーニングをされることをお勧めしました。呉服屋さんでも「丸洗いクリーニング」の取り扱いがありますが、それをしてもらいました。

    丸洗いクリーニングだけでは落ちないことは分かっておりましたが、お直しするにも、とりあえずはクリーニングが良いのではと思いました。

    その後、弊社に商品を送っていただき、実際にシミや汚れを確認していきました。

    所々黒い色移りみたいなものや黄変がありました。刺繍使っている糸、金彩に使う箔の色移りかもしれません。

     

    思ったよりも広範囲にシミというのか黄変がありました。確かに着用には厳しい感じでした。

    お客様のご予算と、私が見た印象の意見を合わせてお客様にお伝えしました。こういう時に私は自分だったら。。。と思いながらお答えしています。

    今回は正直なところを何処まで言うか迷いましたが、お客様が受け入れてくれそうな感じでしたので、隠さずにお伝えしました。

    着物の生地も薄く、染め加工もあまり良いとは言えない物でしたので、あまりお金を掛けるべきではないと思いお伝えしました。また「シミ抜き」というお直しが本来のやり方でしょうが、かなり費用がかかりそうでしたので、シミ抜き無しで、上から金彩で隠す方法をご提案しました。

    修正後のイメージとして、写真を加工して、お客様にメールにてご提案しました。

    オレンジ部分は金泥で、お花を増やしていく予定です。黄変がある所は霞のような金箔を撒くことをご提案し、この修正後のイメージ写真をお客様に見ていただきました。

    (写真はお直し加工後の写真です↓)

     

     

    この方法でしたら、根本的にシミを抜いたわけでもないので、後からまたシミが増えたり見えてくる可能性があることもお伝えしております。

     

    お客様との会話の中で、ご縁でいただいた着物を着たいという強いお気持ちのようでしたが、どなたかに譲りたいといった感じではありませんでした。

    私が見た感じ、生地の状態からして今後10年、良い状態保てる自信がなかったので、お直し後に3回以上着用したらよろしいのでは?くらいの感じで、加工代も安く上がるように工夫し、ご提案しました。

    シミも落とさずに上から加工して隠すのは本筋ではないのでしょうが、お客様の価値観、私の価値観、着物に対する愛情などの「感情」と、現実問題である生地の状態や「費用」との折り合いで、決めていきました。

    出来上がった着物をお送りしましたら、とても喜んでいただき、早速着用されたお写真を送っていただきました。

    本当に私も嬉しかったです。着物が再生されて、着ていただいてこそ「着物」の意味があります!

    T様が喜んでくださったのは勿論ですが、T様にこの着物を差し上げた方も喜んでくださったのではと思うと、私もとても嬉しいです。

    着物を大事思う気持ち、いただいた着物を大切に着たいと思うT様の優しいお気持ちに、少しでもお手伝いできましたこと嬉しく思います。

    着物って、よくわかりませんが、洋服とは違うんですよね。思い入れが。

    なんでしょうね、これって。不思議です。いろんな意味で着物の力を感じます。

    T様、この度はありがとうございました!

     

     

    箪笥の中に眠っている着物や帯などで、気になる物がございましたら、どうぞ一度ご相談くださいませ。もしかしたらお力になれるかもしれません。

     

     

    HPのお問い合わせフォームより、どうぞお問い合わせくださいませ。

     

     

     

     

  • 2020/09/06
    キモノアレコレ
    千切屋(株)様の新社屋のお披露目会

    お取引先の「千切屋(株)」様の新社屋のお披露目会に伺いました。今年で創業295年という老舗中の老舗の呉服問屋さんです。

    高倉通り三条下がった一等地に、間口の広い風格のある建物です。

    以前の建物の面影も残しつつ、周りの建物に馴染むように建て替えられているようでした。

    内部には以前にあったお庭を少し残して、吹き抜けの建物になったようです。

    さて、その新社屋の玄関前には、ずらりと並んだ見事なお祝いのお花!圧巻です!

    弊社もささやかですが蘭のお花をお祝いでしたのですが、周りの蘭が立派過ぎて…笑

     

    そんなおめでたい日にあやかって、私も初おろしの着物で伺いました。着物は私がデザインし、友禅した訪問着です。息子が生まれる前に友禅するつもりが、ご存じの通り⁈妊娠前からずっと体調が悪く、妊娠中、出産後も動けなかったこともあり、長い間染めることができず放置してました。それもあって生地の状態が悪くなり、実は売り物にならなくなった物です。私にとっては思い出深い物なのですがね笑

    本当は暑いし上から何も羽織りたくなかったのですが、9月ということもあって、夏物の紋紗の着物のみですと、なんとなく気が引けまして。しかも薄い黄色の着物でしたので、上から道行コートを羽織りました。

    これも初おろしです!これは本当に縁起の良い時におろしたかったので、この日に無理やり、おろしました。先染めの糸で織った薄手の紗です。黒とボルドーの糸で織っているので、光の加減でボルドー色がいい感じに表現されます。

    弊社の自信作です!とても難しい織物です。弊社にお越しくださった方だけにお見せしたいと思っております。今のところ何処にも卸していませんので、当店のみの取り扱いになります。

    ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

     

    さて、話は変わりますが、千切屋さんを後にする際に、こんな素敵なお土産を頂きました!

    ラベルには新旧社屋のイラスト入りの丹波ワイン。なんてオシャレなの♡

    開けるのがもったいないですね。

    享保2年の創業のラベルって。。。。恐ろしいでございます。弊社と同じ江戸時代の創業とはいえ、千切屋さんは100年以上前に創業でございます。素晴らしいですね。

    益々のご発展とご繁栄のこととお慶び申し上げます。

     

     

     

     

  • 2020/08/30
    キモノアレコレ
    夏衣で集う晩夏の宴

    今週も京都市内は連日、約37℃の最高気温。

    そんな中、奇跡的に台風の影響で、湿り気のある曇り空の日。

    私達は嵐山へ皆様とランチ&散策へお出掛けしました。お手配、イベントの企画は全て、kimomo dresser MAKI さんがしてくださいました。とても前から準備してくださり、何から何までお任せしておりました。本当にありがとうございました!

    ランチは渡月橋の近くに最近建てられた「muni京都」というホテルの中のレストラン「muni la terrasse」へ伺いました。数週間前から、コースのお料理を選んで、お店の方に伝えていたので、とてもスムーズにお食事できました。

    レストランのお向かいには、こちらも新しく「福田美術館」が建ってました。お食事後は、横山大観と菱田春草の展覧会を鑑賞。

    ホテルと美術館の経営者は同じく、消費者金融のアイフルの社長らしいです…。

    平日なので、レストランも美術館も混雑もせず、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

     

    そしてなんと帰りのタクシーが来るのでと美術館で待っていたら、何台かの人力車が!

    30分程、嵐山の案内をしてくださいました。本当にサプライズです!(全てMAKIさまのお手配です)

    人生初の人力車。まさかの人力車。郊外の観光客しか乗らないと思っていた人力車。

    まさか〜と言いながらも、完全に観光客気分で、楽しみました!

    そんな夢のようなひとときを過ごしました。

     

    ちなみに今回の私の着物のコーディネートは

    自社製の紋紗の色無地に、義祖母の絽綴れ帯。初めての付け帯でしたが、とっても楽でした!

    付け帯と言わなきゃわからないと思います。

    道中は右のような道行コートを羽織りました。確かに暑いですが、人力車に乗った時は、着ていて良かったと思いました。

    着物と帯を守るという意味での塵避けコートとしての役割をきっちり果たしてくれました。

    そして、この色合いから、残暑からの少し秋の気配を感じていただければと。

     

    次回はお客様のコーディネートご紹介していきます。

    私と違って、華やかですよ〜。